第19回デジコンサロン
1997年を締めくる忘年会

第19回「1997年を締めくる忘年会」(1997年12月22日開催)

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第18回デジコンサロン
サイバービジネスと成功者の法則

第18回「サイバービジネスと成功者の法則」(1997年11月17日開催)

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第17回デジコンサロン
特別講演/最新ハリウッド事情とデジタル・コンテンツ


1997年10月31日 第17回「デジコン・サロン」

「特別講演/最新ハリウッド事情とデジタル・コンテンツ」

■講師

マイケル・バックス氏

アメリカ映画協会(American Film Imstitute)デジタルメディア研究所所長
 バックス氏は映画とマルチメディアの分野で活躍しハリウッドとシリコンバレーの
融合に貢献しています。

今回は「デジタル・コンバージェンス97」の講演のために来日されたマイケル・バックスさんに特別にお見えいただき、映像効果監督をつとめられた映画『ピースメーカー』でのエピソードを中心にお話いただきました。この映画は日本ではお正月に公開予定で、スピルバーグ主催の映画スタジオ「ドリームワークス社」の第1回作品という話題作です。

■『ピースメーカー』で手がけた代表的なビジュアル・エフェクト(映像効果)

当初は45ショットの予定であったビジュアル・エフェクトが、最終的には150ショットとなり、予算の180万ドルが実際には600万ドルかかっています。これは撮影中に次から次へと変更追加がなされた結果です。撮影が東欧で5カ月にもおよび、当然さまざまな困難のある作業でしたが、観客がSFXということを意識しないで見ることができれば大成功です。そういった意味で、この映画の出来には大変満足しています。

・最も複雑なものは、水爆が爆発するシーンです。(コテージで寝ていた二人が、窓から光が差し込むので探りにいくと爆発が起き、廻りの木々と一緒に吹き飛ぶ設定)この場面は完全にCGで表現したのですが、「よりリアルに!」というスピルバーグの意気込みがあり、核実験の映像を参考にUNIXのパーティクル・システムのソフトによってシュミレーションが実現しました。どのように制作したかというと、コテージから半マイルほど離れた丘の地点で、地平線より上のものを全て画像処理で消し、その上に爆発の映像を置き、また一方ではデジタル処理で木が飛ばされる映像を作り、爆発が人間のところまで来た時点でタイミングよく木々や人間をデジタルモデルと置き換えるという合成方法により、爆発のすさまじい臨場感を再現しています。

・もう一つ難しかったショットは、橋の上からトラックがガードレールを突き抜け滝のある川に落ちるシーンです。ここでは撮影予定の滝が浅すぎたために、デジタル処理で滝を挿入することになりました。監督から複雑な動きが要求されたため、テニスボールを川に浮かべてカメラワークの遠近感の実験を行なったり、*テクスチャ・マップ用の参考写真を数多く撮ってCG部分を作成し、風景の実写と交互に織り交ぜて使うなどの工夫によりフォトリアリズムを追求しています。つまり、100フィート分が実際の風景であり、200フィート分はCGで、さらに100フィート分は実際に撮影したものを使うということです。この川には猛毒なヘビが生息しており、スタッフが近寄りたがらないため、実験や写真撮影は私自ら率先したまさに命懸けの現場でした。

<註:*テクスチャ・マッピングとは、ポリゴンに絵を張り付けることで見かけ上のディテールを複雑にする技術>

・あるシーンでは、ヘリコプター2台の予定が、急遽3台という変更が加えられ「デジタルで3つめのヘリコプターを制作する」という信じられないほど大変な作業を行うはめになりました。スキャンニングした画像をいろいろと動かすことによって、実際の映画では「2つしかヘリコプターがなかった」とは気が付かないほど優れた処理ができたと思っています。

・ニューヨークの撮影で「ニセの核爆弾」の設置を許可してくれる教会がなかったため、小さな礼拝堂を作り、デジタル処理によって巨大な教会を画面に構築しました。効果として面白いのは、本当の3Dではなく2.5次元のモデルを構築したことです。

ドリームワークス第一回作品「ピースメーカー」は日本では

1998年1月15日からUIP映画配給で一般公開されます。

■メイキング『ピースメーカー』裏話

・仕事を依頼された際のことですが、プロダクション・デザイナーのレスリー・ディレイからは「スピルバーグが君を指名している!」と聞かされていたところ、本当は「バックスの”ような”男を見つけてこい」とメモされていただけ…というのが面白い真相でした。

・最初は『ジュラシック・パーク』のようにディスプレイ・グラフィックスのデザイン担当であった役割が、撮影の3カ月前になり、急にビジュアル・エフェクトのスーパーバイザーも引き受けることになってしまいました。しかも撮影中には脚本家の代わりに脚本まで担当することもありました。ある時はモニター上で*ブルー・スクリーンの設定をし、ある時は急いで俳優のところへ行ってワープロで脚本を書く…といったクレイジーな状況で、そのうち「スタッフの食事まで私が作らされるのではないか!」とさえ考えたほどです。

<註:*ブルー・スクリーンとは、物を撮影するときに後ろに置く大きなブルーの背景。これを用いて撮影された画像は、プリントの過程でブルーの背景から切り取られ、別の背景にオプチカル(光学処理)またはデジタル合成される。>

・ペンタゴンやロシア軍の戦略室、航空機のインテリアなどを再現したり、アニメーションを現場で制作するために、SGI(シリコングラフィックス社)から65台のマシン(Indigo2)と大型モニターを借りて「東欧に持ち込む」という途轍もない課題を抱えました。マシン自体がとても高価で(1台が現地1人の所得の約2倍)、皆は「マシンを持ち込むのは簡単だが、無事持って帰るのは極めて難しいだろう」と言うのです。そこで、私が責任を負いSGIと300万ドルの契約を結びました。というのも、ドリームワークス社では保険をかけてくれなかったからです。なので、初めてスロバキアに行ったときは、誰かがマシンをごっそり盗んでいくのではないかと気が気でなく心配で、私は毎日マシンと一緒に寝るような生活を送っていました。(笑)

■バックス氏のCG制作における「90%ルール」の定義

CGでは、「どこで制作を終わればよいか」という判断がなかなか決められないものです。そこで私は、ジェームズ・キャメロン監督から学んだ「90%ルール」に従っています。すなわち、90%ほど完璧であると判断した場合には、残りの10%を完璧にするよう心がけています。そうしないと、90%の完成度をどこまでも追求してしまい「いつまでたっても同じ作業を繰り返す」ということがあるからです。

■野生ゴリラ保護財団のためのオリジナル・ドキュメンタリー

ダイアン・フォッシー野生ゴリラ保護財団のため、ドキュメンタリーの制作を趣味で手がけています。SONY・デジタルハンディーカム(VX1000)を使用し、IEEE1394のバスであるファイアワイヤーを使って、ビデオカメラから直接マッキントッシュのボードに接続しハードディスクに録画するという方法をとっています。この素晴らしい点は100%デジタルのビデオですから、編集や効果を加えても画質の劣化がなく、一人でも制作できるので大変気に入っています。内容は『2001年宇宙の旅』の原作者アーサー・C・クラークをはじめ、何人かの科学者からの「世界の生態系にとってゴリラの存在がいかに大切であるか」という意見を10分間にまとめてあります。

また、Canonのプログレッシブ・スキャンの新しい操作技術によって、デジタルカメラで撮影を行い、それを後でフィルムに写すということも出来るようになりました。今後の超低予算の映画製作というものは、16mmのフィルムではなくデジタルビデオで制作されると思います。

野生ゴリラ保護財団のサイトでは、中央アフリカに設置したデジタルカメラの画像が衛星を経由して送られていますので、実写をリアルタイムでご覧いただけます。
なお、今後はQuickTimeバージョンが登場する予定です。

■関連リンク

主催:ニッポン放送 F.I.R.E.事務局

後援:コンパック株式会社

協賛:株式会社アクシス

第16回デジコンサロン
WEBデザインの新しい試み


1997年9月22日 第16回「デジコン・サロン」

- 「WEBデザインの新しい試み」 -

■講師

宮崎 光弘(みやざき みつひろ)

1957年東京生まれ。東京造形大学美術学部卒業。ファッション誌のアートディレクションに携わった後、1986年、株式会社アクシス入社。

1996年、アクシスのグループ化とともに株式会社アクシスマーケットデザイン取締役に就任。同グループのCI、デザイン誌「AXIS」のアートディレクションの他、グラフィックデザインを中心にさまざまなプロジェクトを行う。
最近ではペーパーメディアのデザインに加えてマルチメディア関連のデザインも
数多く手掛けている。

インターネット上のWEBデザインとしては、インターネットエキスポ日本テーマ館「sensorium、連感」のアートディレクション、マイクロソフト社の「MSN日本版」の基本画面デザイン開発、MSN、NTT共同制作の「Sound
Explorer」、NTTの「Global
Card」プロジェクトのアートディレクションなどがある。


講師:宮崎 光弘(みやざき みつひろ)

■時代を先取り「デザインのある生活」を提唱するアクシス

株式会社アクシスは、1981年9月に「デザインで生活を豊かにしてゆく」というコンセプトで設立されました。今でこそ「デザイン」という言葉は一般的ですが、当時は美術のギャラリーはあっても、デザインのギャラリーはない時代でした。そこでアクシスは、コンセプトビルとして洗練されたスペースを提供するとともに、インテリアや生活雑貨を中心とした直営店の経営、ギャラリーでのイベントの運営などを通して、一般の方からプロフェッショナルの方までの総合的なニーズに応え、一歩先ゆく多彩な商品やデザインを提案し続けています。

昨年4月には分社化し、次の2社を設立。「株式会社 アクシス
マーケットデザイン」では、「マーケットをデザインする」という理念を基に、企業に対してのマーケティング戦略からデザイン開発まで手がけています。「株式会社アクシス
パブリッシング」は、世界的に認知度の高いデザイン雑誌『AXIS』をはじめ、デジタルを使いこなすプロフェッショナルのためのビジネス雑誌『E-planner』、電子出版『infobank』などを制作しています。

■Webデザインワーク

○「SENSORIUM」:*アルスエレクトロニカPrix’97 NET部門で金賞受賞

「SENSORIUM」とは「世の中を知覚してゆく」意味で名付けられ、「インターネットでなければできない情報」や知覚の新しい表現「ネットワークは生きている!」ことを、直感的に楽しめるようなシステムを提供しています。CD-ROMとの決定的な違いは、インターネットは日々更新されるものであり、それをデザインにどう活かすかということです。例えば、データが更新されるごとに「球根が育ち花が咲く」過程をビジュアル化したり、更新日を満月から新月に至る「月の満ち欠け」で表現するなど、変化のとらえやすいモチーフでデザイン構成を行っています。

*アルスエレクトロニカ

主催はリンツ市とオーストリア放送協会、電子芸術のための国際コンべンション

・BREATHING EARTH:地震データのビジュアライズ

過去2週間に発生した世界各地の地震情報のデータを、数秒間(2日/sec)に圧縮し、地球の息吹を感じさせるアニメーションで表現しています。

・WEB HOPPER:インターネットの交信図

日本からのインターネットが、現在地球のどこからどこへ経由してつながっているのかを、動線によって視覚的に見ることができます。

○Global Card
Project(G-Card):インターネット版グリーティングカード

テキストだけの味気ないe-mailではなく、メッセージにイラストやライブ映像、音楽もそえたカードを贈ることができます。このプロジェクトには、インターネットは心を結ぶメディアとして、思いや感性を世界中で伝え合ってほしいという願いがこめられており、送られたカード1枚につき1円がユニセフへ寄付されています。

○Sound Explorer「いま、世界の音をきこう!」:音の探検隊

読む・見るという従来のコンテンツにはない「音を聴くだけのサイト」「小学生にも楽しめるサイト」として企画され、RealAudioより世界の様々な音が楽しめます。

・「世界の音」—
東京(六本木)北海道(静内の牧場)西表島(ジャングルの奥)ロサンゼルス(郊外の別荘地)パリ(シャンゼリゼ)からの中継音声が届きます。

・「世界の音+チャット」—
世界各地のライブ音を聴きながら、同じようにリアルタイムの経験をしている他のネットワークユーザとテキストチャットが行えます。

・「朝の音・夕暮れの音」—
実際の地球の運行を計算し、世界約30カ所の中から、現在の朝と夕暮れを迎えている場所の音を聴くことができます。

・「音の24時間」—
井の頭公園(東京)と西表島での1日が、さまざまな音の風景の移り変わりとして聴くことができます。

・「クイズの部屋」—
3週間ごとに音のクイズが出題されます。参加者は、毎日新しい音のヒントを聴き、投稿型のフォーラム形式を通じて答えを探っていきます。

これらの音は、日本のSt.GIGAや英国のThe BritishLibrary National
Sound
Archive等の協力を得ています。また、今後はPHSによる中継を計画しています。

■コンピュータでデザインするとき

コンピューターをツールとしてデザインするときに、デザイナーが比較的まちがいやすい概念として踏まえておくべきことがあります。それは、モニターでシミュレーションしたモノと実際にでき上がるものには相違があるということです。例えばカレンダーであれば、作品は、演出ためのBGMや72dpiの解像度で効果光を受けて映っているモニター画像ではなく、結果はあくまでも紙です。印刷のインクの感じや滲み方、紙の質感など把握したうえで「アウトプットでどう責任を果たしてゆくか」ということを常に考えることが重要です。

■インタフェースデザインとインタラクションデザイン

インタフェースというのは、画面のボタンなどをデザインすることですが、我々が重点的に考えていることは、ユーザーがどういう体験をして、どういう反応を示すかというインタラクションデザインです。つまり、ユーザがクリックしてからの待ち時間や、画面への期待感は何か、ということを想定してデザインしています。

■今後のWebデザイナーに求められる資質について

雑誌の制作と同様に、基本的には「読者はどのような目の動きをするか、何を求めているのか」という意識を持ち、デザインに音声や画像が加わっても「どのような経験を楽しんでもらえるか」という視点に変わりはありません。DTPは経験していてもHTMLが書けないからインターネットやCD-ROM制作の仕事ができないというのではなく、「クライアントからのフィロソフィーをどのようにユーザーに伝えてアウトプットしてゆけるか」それが大切であると考えています。これは、紙・空間・建築・プロダクト・インダストリアルデザインなど、どの分野にも通じて感じることです。

■関連リンク
http://www.axisinc.co.jp
http://www.sensorium.org
http://g-card.ntt-ad.co.jp
http://explorers.jp.msn.com

主催:ニッポン放送 F.I.R.E.事務局

後援:コンパック株式会社

協賛:株式会社アクシス

第15回デジコンサロン
PHSとモバイルコンピューティングの可能性


1997年8月22日 第15回「デジコン・サロン」

- 「PHSとモバイルコンピューティングの可能性」 -

■講師

小林 忠男(こばやし ただお)

NTT中央パーソナル通信網株式会社 取締役 経営企画部長

昭和24年生まれ 東京都出身。


講師:小林 忠男(こばやし ただお)

■急成長するPHSの普及

PHS(Personal Handyphone
System=簡易型携帯電話)は、95年7月にサービスが開始され、現在はNTTパーソナル、DDIポケット、アステルの3グループ28社。
当初の「加入台数が500万を越えるのに4年はかかる」という見込みをわずか2年弱で達成し、97年7月は685万台、8月には700万台を越えるであろうという勢いで発展しています。しかし、当時の端末価格や回線料とは条件や環境がちがってきており、最近は伸び率も緩やかな増加の傾向にありますので、今後の可能性にとりくみながら、PHS独自の新たなポジションを確立したいと考えています。

■お客様の構成について—女性ユーザーの半数が10代

2年前の統計では、男性が全体の7割強を占めていたのに対し、今年6月では「男性53.9%、女性46.1%」と男女間の格差がなくなってきています。また、年齢の分布では10代~30代のユーザーが圧倒的に多く、女性では8割を超え、男性は7割弱。逆に40代~50代においては、男性が女性を若干上回る数値が出ています。

■NTTパーソナルの開発におけるPHSの特徴

<シームレス・ワールドの展開>— 屋外~家庭~オフィスへの拡大
1台のPHS端末で、街中だけでなくどこにいても利用することができます。家庭では、ホームアンテナを設置することにより家の中でPHSを使用することができ、加入されている電話回線にホームステーションを接続すれば、コードレスホンの子機としても使えます。また、オフィスではビル内用基地局や事業所用コードレスシステムの導入により、会社の内線にも対応できる幅広い利用が可能です。PHSの番号を2つ持ち、プライベートとビジネスを区別することもできるほか、1台の端末で、これまでお使いの自宅やオフィスの番号と合わせた4~5個の番号を使って発信着信ができるという、さらにグレードアップしたサービスを提供しています。

<高品質な音声 + 高速なデータ通信 + 文字メッセージ>—1台3役
この春から32kbps(実効伝送速度29.2kbps)が実現されたことにより、音質面では通常の電話とかわらないクリアな通話ができ、インターネットや画像転送を行う際には、携帯電話(9600bps)に比べ、約3倍の速さで伝送されます。また、従来のポケットベル機能を持つ「きゃらメール」は70文字まで送信でき、特に若いユーザーに人気があります。端末の仕様については、発売中の312s機種が「80g、68cc、連続通話時間6時間、連続待受時間550時間」と小型軽量化が進んでいます。無線のモジュール自体は20cc位ですから、バッテリーなど改良の余地はありますが、今後はザウルスやカシオペア、PDAなどへの組込みも検討しています。

■東京医薬品におけるモバイルコンピューティングシステムの実例

営業マンがPDA(専用ソフトIBMモバイルエージェント搭載の「カシオPA-100」)とデータカードを持ち、PHSで受注センターと直接やりとりをすることにより「リアルタイムでの在庫確認や受発注業務」が行なわれています。また、配送センターへ送られた受注情報をもとに翌日配送の手配が可能になるなど、作業効率が大きく改善されるだけでなく、お客様の声が即座に反映されています。

■PHSの新しい可能性と期待

現在は音声中心のコミュニケーションが主体ですが、ビジネスに限らず、エンターテイメントやショッピングなどPHSには幅広い用途への展開が期待されています。

<高品質音楽と情報サービスの実用化実験>—PHSでステレオ音楽を楽しむ

NTTが開発した高音質音楽圧縮技術「TwinVQ」をベースに、32kbpsのPHSデータ通信サービス「PIAFS」を使って提供される情報システム。ユーザーはPHSと小型軽量の専用アダプタを使ってセンターのサーバにアクセスし、好きなジャンルの音楽番組を選んで聴くことができます。通常の放送が一方通行であるのに対し、オンデマンドで曲を選択できる点がポイントです。液晶ディスプレーには歌詞などの文字が表示されますから、カラオケへの利用、CDの新譜紹介やアーチスト情報、タウン情報や占いなどさまざまな生活情報もキャッチできます。今後はモニターからのデータをもとに、技術検証やコンテンツの評価、利用料金の設定など検討したうえで、アダプタから直接注文を受けつける通信販売など商用化への実現を図る予定です。

<位置情報提供サービスの実用化実験>—居場所をサーチ

「12万の基地局」と「1台のPHS公衆基地局がカバーするサービスエリアが小さい」という特性を生かし、現在位置する情報をセンターを経由して提供するシステム。あらかじめ指定された時間間隔で自動的に情報を提供することもできます。ビル内に基地局がある場合にはビルの何階にいるかまで判別でき、地下鉄乗換駅などの構内では各ホームごとの特定が可能となります。徘徊老人のチェックやより詳しく近いエリアのタウン情報が流せるなど、今後の有効性やニーズの拡大に期待が高まっています。

■PHSの国際展開

東南アジアを中心に導入サービスを展開中で、この10月にはバンコクで日本と同様のサービスが開始されます。今後はインドネシア、フィリピンでの商用化が計画されており、いずれは中国本土まで拡大してゆきたいと考えています。また、米国や欧州での展開も検討を重ねています。

■関連リンク
http://www.nttphs.co.jp(

主催:ニッポン放送 F.I.R.E.事務局

後援:コンパック株式会社

協賛:コンパック・メディアサロン

第14回デジコンサロン
電子商取引と電子マネーの現状と展望


1997年7月24日 第14回「デジコン・サロン」ご案内

- 「電子商取引と電子マネーの現状と展望」 -

7月24日にコンパック・メディアサロンで開催されたデジコン・サロン第14回「電子商取引と電子マネーの現状と展望」のもようをお知らせします。

■講師

講師 鈴木 寛(すずき ひろし)

通産省機械情報産業局情報処理振興課総括課長補佐

1964年生まれ 神戸市出身。

1986年 東京大学法学部卒業後 通商産業省入省。

1997年7月1日より、現職。

講師:鈴木 寛(通産省機械情報産業局情報処理振興課総括課長補佐

■ECOMについて

通産省が、昨年の1月にECOM (Electronic Commerce Promotion Council of
Japan)電子商取引実証推進協議会を設立しました。「エレクトロニック・コマース(EC)」とは、狭義には企業-消費者間の電子商取引を指しますが、EDI(企業間のオープンネットワーク)、CALS(特定企業間の電子商取引)と合わせた3つのカテゴリーで構成されています。「ECOM」というのは、特に企業-消費者間の19のプロジェクトにおける参加企業230社あまりが中心となって作られた協議会の総称です。

■スマート・コマース・ジャパン~3万人を対象に神戸でスタート

スマート・コマース・ジャパンは、19のプロジェクトのひとつでプリペイドカード「ビザ・キャッシュ」(電子決済)とクレジットカードの2つの機能を兼ね備えた、世界初のIC型カード利用による大規模なリアル・モール実験のことです。三宮及びハーバーランド地区においてダイエー・阪急が中心となり地元商店街も含めた約400店の加盟店により実施します。いくつかの大学では学生証としても発行されます。また来年には、渋谷で大規模な運営実験(10万人・加盟1000店)や、大宮での郵便貯金と兼ねあわせた実証実験が予定されています。

■通産省が提唱する2つの観点

<デファクトスタンダード主義> 

官庁が主導権を取って推進する従来のスタイルではなく、複数の企業が競合して開発にあたり、結果として「市場で淘汰され、広く受け入れられて残るものが良いもの」という捉え方を政策方針の基本としています。

国の補助金における部分はパブリックドメインとして公示していきますから、企業コンソーシアムが実験した結果を改良してゆく過程でデファクトスタンダードとなるものが構築されてきます。

<ユーザーオリエンティッド主義>

今までの情報政策と情報産業の歴史では、コンピューターメーカーに重点をおいた振興策が取られてきましたが、消費者の声は一番身近で接している産業(クレジットカード、流通、銀行など)に反映されなければなりません。ECOMでは、サプライサイドとユーザーサイドを半々に、またニュートラルな総合研究所も加わった組織を構成し、それぞれに同じだけの発言権を確保しています。

■日本のECを進めるにあたってのポイント

米国では通信販売が日常生活に浸透しているため、既存の通信販売システムを電子化することで対応できますが、対面販売が商習慣となっている日本で普及するためには、消費者が-
(1)通信販売(非対面販売)に慣れる
(2)電子化に慣れる-という2段階を踏むことになります。

■ECを普及させていくための今後の方法と展開

<デジタルコンテンツの強化>

「広告、引合い、受発注、決済、デリバリー、アフターケア」という商品販売のステージすべてを電子的に実行できるのは、デジタルコンテンツしかありません。しかし現状では「販売できるものがほとんどない」ことが最大の問題です。良質のデジタルコンテンツを制作するには、人材が育成が求められます。

<メディアミックス>

インターネットの情報は、下りと上りが同じ高価な回線を通る必要はありません。また、インターネットが既存のメディアに置き換わるのではなく、衛星放送やCD-ROM、DVDなどと共存する方向性をとり、雑誌媒体なども含めて付加価値として多彩なバリエーションが生まれる展開が望まれます。

<信用度の評価>

ネットワークにおける非対面取引では、見えない相手の信用度をどう評価するかが重要です。バーチャルモールが今後発展していくためには、ショップや商品のレイティング(格付け)の評価情報を事前に提供する必要があります。

消費者がいかに商品購入を安心しておこなうか、それを助ける様々なコンフィデンス・インダストリー(信用産業)が出現してくることが強く望まれます。

■関連サイト
http://www.ecom.or.jp/

主催:ニッポン放送 F.I.R.E.事務局

後援:コンパック株式会社

協賛:コンパック・メディアサロン


第13回デジコンサロン
Infoseekから見たインターネット・ビジネス


1997年6月27日 第13回「デジコン・サロン」

- 「Infoseekから見たインターネット・ビジネス」  -

 6月27日にコンパック・メディアサロンで開催されたデジコン・サロン第13回「Infoseekから見たインターネット・ビジネス」のもようをお知らせします。

■講師

講師 天野 哲也(あまの てつや)

1970年東京生まれ。93年、大学卒業後、(株)ミスミ入社。国際情報ネットワークシステムの企画・開発に従事。94年、インターネットプロジェクト担当となりウェッブマスターに。インターネット上でオープンな資材調達を開始し話題となる。96年、マルチメディア分野における新規事業開発を担当。97年2月、(株)デジタルガレージ入社。現在に至る。

 


講師:天野 哲也(株式会社デジタルガレージ
新規事業開発部 マネージャ)

■新しい基盤での「デジタルガレージ」

95年8月、渋谷区富ケ谷に有限会社エコシス(代表:伊藤穣一)と株式会社フロムガレージ(代表:林 郁
)の2社共同出資により設立。

この97年5月1日にエコシス、フロムガレージ、子会社であるスタジオガレージの3社を合併し、新しい「株式会社デジタルガレージ」として生まれ変わりました。

現在はInfoseek
Japanの開発・運営を主軸として、インターネット分野におけるシステム開発、コンサルティング、コンテンツ制作やElectronic
Commerceへの技術協力、企業のマーケッティング、プロモーションなどを企画実施しています。

■インターネットビジネスについて

急速な普及を見せているインターネット上において、ようやく実質的なビジネスが展開されるようになってきました。オンラインショッピングや広告媒体として一般化しつつあります。ホームバンキングや企業内のイントラネットなどの分野では、プロセスの効率化と経費削減の手段として可能性が見えてきました。

例えば、銀行の窓口業務での1トランザクションを例に比較すると、ATMの無人サービスでは75%、インターネットによるホームバンキングでは99%まで実質的なコストが軽減されます。また、今後のコスト競争を考えた場合は、メインフレームが見直される時代がくると思われます。負荷の大きいトランザクション処理はメインフレームで、それ以外の処理はクライアントサーバーで動かされてゆくと考えられます。

■インターネットのバナー広告について

インターネットのビジネスをサポートするサービスとしてバナー広告があります。ホームページ上にデザインされた社名ロゴなどの画像をクリックすることにより、その会社のサイトへ誘導する効果が見られます。その広告形式は以下の2通りに区分されます。

・看板型(従来の形式)

一定期間ホームページ上に広告が掲載され、サイトに来たどのユーザーに対しても同じ広告を見せています。米国ではHot
Wiredが先駆的に始めました。

・ページビュー型(新しい形式)

一定期間に決められた回数で広告が掲載されます。ユーザーの趣向や主観をとらえたうえで違う広告が出せるため、ユーザーのセグメントに合わせた対応が可能となります。それに伴い*クリックスルーレイトが高まっています。

*クリックスルーレート…

(広告を見たユーザーが実際に広告をクリックしそのサイトへ行く確率)

 

■Infoseekの特色—さらに魅力的なサーチエンジンへ

<クライアント側からの立場で…>

・Infoseekには、一日あたり60~70万のページビューがあります。そのページに対して「ページビュー保証」というページ単位での広告価格が設定されていますから、宣伝コストの効率が期待できます。

・検索エンジンならではのターゲットのセグメント化や属性分析が可能で、ディレクトリー(経済・ビジネス、コンピュータ、旅行、スポーツなど)だけでなく、「株」「ゴルフ」「ファッション」などその広告に関連したキーワードのページに掲載ができます。

<ユーザー側からの立場で…>

・自然言語認識

ひとつのキーワードではヒット率が多すぎる場合に、単語と単語をプラスしてサイトを検索していくのではなく、文章での検索が可能です。

(例:海の見えるホテル、オートキャンプ場を探す)

・「あいまい検索」機能—全角、半角や微妙な違いを同一認識して検索できます。

(例:デジタル、デジタル、ディジタル/一万、1万、10000)

<高速データ更新>

・各サイトの更新頻度によって最短8時間ごとにデータをチェックし更新を行い、重複データも自動的に削除されるという、よりスピーディなシステム設計がなされています。

■Infoseekの新企画

Infoseekの特性を生かした検索エンジンのソフト「Ultraseek
server」が7月から発売となります。主に、多くのドキュメントを抱えている企業のイントラネットやオンラインマガジン系のサイトなどを対象に販売します。

■タワーレコードにおけるオンライン販売戦略

オンラインカタログ以外に、ソニックネット(アメリカの総合音楽情報サイト)の権利を取得したことにより、アーティストとのチャット、有名なDJや評論家などのレビューが楽しめます。つまり、音楽を買いたいという購買心の持てるサイトを作ってゆき、その結果タワーレコードで購入するというシステム。ポイントとしては、*Life
Time
Valueを高めるセクションと、購買するセクションを分かれています。将来的は楽曲単位でのダウンロード課金も行う予定です。

*Life Time Value…

(人が一生のうちでどのくらい何回買い物をするかということ)

■Electronic
Commerce発展への手がかり—顧客への潜在的なアプローチ

単純にカタログを出すだけでは購買意欲は期待できないため、潜在的に購買心を向上させるクオリティの高いコンテンツを制作したうえで、フォーラムやコミュニティの形成が必要となります。また物流費や課金の方法、セキュリティー、ネットワークのための基本的コストなどコストパフォーマンスを十分考慮したうえでの展開が必要となります。

■関連リンク

・Infoseek Japan
http://www.infoseek.co.jp

・株式会社デジタルガレージ(http://www.garage.co.jp

主催:ニッポン放送 F.I.R.E.事務局

後援:コンパック株式会社

協賛:コンパック・メディアサロン

第12回デジコンサロン
(表示コンテンツなし)

第12回デジコンサロン

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第11回デジコンサロン
デジタルクリエーター育成の現状と将来展望


1997年4月14日 第11回「デジコン・サロン」

- 「デジタルクリエーター育成の現状と将来展望」  -

 4月14日にコンパック・メディアサロンで開催されたデジコン・サロン第11回「デジタルクリエーター育成の現状と将来展望」のもようをお知らせします。

■講師

杉山 知之(デジタルハリウッド株式会社代表取締役社長/学校長)


講師:杉山 知之(デジタルハリウッド株式会社代表取締役社長/学校長)

■デジタルメディアとの関りについて

22年前、「良い音楽ホールを作ること」が私の研究目標でした。「音は目に見え
ない」ことから、プログラムを組んで、音を可視化するところから、CGを始め
ました。それ以来、常にユーザーとしてコンピュータに携わってきました。

マルチメディアはエンターテイメントやゲームの世界ではプロフェッショナルが
表現していくものですが、時の流れで失われてゆくありのままの伝統などを残す
ためにも「マルチメディアは、すべての人の読み書きできなくてはならない」と
いうのを基本理念としています。また、コンピュータはテレビ・ラジオ・本など
何でもまねっこするという意味でもとらえています。では、「コンピュータなら
では表現とは何だろう?」、それがコンピュータグラフィックスというわけです。

■ビジュアルサイエンス研究所の映像から

日本の「メディアラボ」を目指して研究された現場から、次のようなさまざまなコ
ンテンツを制作しています。

・環境問題やサイエンスなどをファンタジーとして解説する展示映像

・「ライドもの」と呼ばれる座席と映像が一体となって動くCG

・3Dの恐竜や「立体おばけやしき」

・バーチャルリアリティーのプラド美術館

・交通環境シュミレーターなど、

■人間の動きををリアルに表現する「モーションキャプチャー」
「モーションキャプチャー」は、体の代表点にマーカーを付け、そのマーカーの
動きを数台のビデオカメラで同時に撮って瞬時サンプリングして、3次元の座標の
動きとして、モーションデータを作る技術です。このデータをCGモデルに組み込む
と、たいへんリアルな動きをするCGキャラクターが作れるのです。

実際、「居合抜き」「ボクシング」といった素早い動きのリアルに再現できました。

■大道具にとってかわるテレビ番組の電子セット
テレビ番組ではCGで舞台を作りタレントと合成する電子セットが制作されています
。ダンサーもモーションキャプチャーで違和感を与えることなく、実際のタレント
と共演します。大道具を組み立てるコストがかからないため今後の需要が期待でき
ます。

■The Multimedia
School:デジタルハリウッドについて

・女性がリードするデジタルハリウッド

実際に入学しているのは、大学生やフリーターの学生がメインではなく、意外に
も会社を退社して新しい活躍の場を求めるエネルギッシュな女性が多く見られます。男性では、会社からの援助で学びに来ている例もいます。現在女性が6割(当初7割)平均年齢は27才(当初28才)。美術系出身者の集まりというわけではなく、一度は
社会経験がありという人がほとんどです。99%の人は、自費で学んでいます。

・短期間での学習、即戦力で活躍できるカリキュラム

本科・専科にはクリエイティブ(美術系)/プロデュース(文系)/ビジュアルサイ
エンス(理系)のコースがあります。約3倍の競争率をくぐり、厳しい授業を経て、
昨年は270人の入学生のうち250人が、コースを修了しました。

CG製作には、論理的思考力や語学力といった教育レベルも要求されますが、若い日
本人の豊かな表現力やオリジナリティーには、チャンスさえ与えられれば世界的な
コンテンツを制作できる可能性をもっています。卒業生のうち7割がマルチメディア
業界に入っており、今後その総合的な実践力が発揮できることに期待しています。
また海外からも学生を受け入れており、韓国から20人の国費留学生が派遣されました。

・業界での自分の適性を知る

人材派遣会社を設立したことにより学生はいろいろな業界を実際に体験でき、仕事
を通して自分の道を決めることができます。その後正社員として勤務することにも
制限はありません。フリーとして国内外で活躍したり、芸術家として作品を極める
といった学生もいます。

■関連企業

株式会社ビジュアルサイエンス研究所(VSL)CG/VRの表現技術研究

デジタルハリウッド株式会社(DH)マルチメディアの人材育成

株式会社デジタルスケープ(DS)人材派遣とシステムインテグレーション

ポリゴンマジック株式会社(PM)3次元CG次世代ゲームの開発

株式会社アイ・エム・ジェイ(IMJ)マルチメディア・ネットワークコンテンツ開発

株式会社デジタルアミューズ(DA)アミューズメントスペースの企画提案

■関連リンク
デジタルハリウッド株式会社(http://www.dhw.co.jp

主催:ニッポン放送 F.I.R.E.事務局

後援:コンパック株式会社

協賛:コンパック・メディアサロン

第10回デジコンサロン
インターネット・ユーザーの実像と変化


1997年3月18日 第10回「デジコン・サロン」

- 「インターネット・ユーザーの実像と変化」 -

 3月18日にコンパック・メディアサロンで開催されたデジコン・サロン第10回「インターネット・ユーザーの実像と変化」のもようをお知らせします。

■講師

細江治己(サイバースペースジャパン代表取締役)

最近のインターネット普及のスピードの速さを身近に実感している人は多いと思います。インターネットの普及を知る基礎的なデータとしてホストコンピュータの統計がありますが、1997年1月現在世界のホスト機は1614万6000台で、この4年間で10倍以上の伸びています。日本の登録数は4位で73万4406台、この半年で倍増しているそうです。インターネットの世界はさらに過激に急激な変化を続けております。

デジコンサロンでは「インターネット・ユーザーの実像と変化」をテーマにサイバースペースジャパン(以下CSJと略)社長の細江治己さんにお話いただきました。


講師:細江治己(サイバースペースジャパン代表取締役)

■「第5回 WWW利用者調査結果」から

CSJでは1995年6月から継続的に年2回アンケート調査を実施し、その結果はCSJのサイトで一般公開されています。毎回設問が同じ形式で集計され、またサーチエンジンという無差別のユーザーが対象となる調査は、日本のインターネットユーザーの動向をさぐる時系列的なデータであるといえます。今回は今年1月の6500人を対象とした結果に基づき、女性のめざましい進出、ホームページを開設したり趣味的にインターネットを楽しむユーザーの増加、使用機種やブラウザーの利用環境、オンラインショッピングの現状などをお話しいただきました。

・男女比:女性のめざましい進出

女性の占める割合が12.8%と初めて10%を越えこの1年半で約3倍となっています。米国では96年10月で31.4%、欧州では19.8%を占め、世界の構成比に近づく上昇をみせています。

・年齢と職業構成:中年一般ビジネスマン世代の健闘

当初20-24才の学生層がトップであったのに対し、グラフの山形が全体に年齢の高い方へシフトしています。20-24才、25-29才、30-34才がほぼ23%前後でならび、35-44才の一般会社員が遅れをとるまいと頑張っている傾向がみられます。

・接続場所と接続方法:自宅がサイバースペースに

当初は大学や会社からアクセスするしかなかったインターネットも今では自宅利用者が6割を占めています。またISDNを含めたダイアルアップと専用線の割合は7対3となりISDNの普及が顕著に現れています。

・使用しているOS/メーカー:昨年に引き続きNECが好調

Windowsが7割と伸びを続けMacOSは2割に、MacOSは当初40%から25%にダウン。UNIXは0.3%と若干ながら維持されている。メーカー別の統計では、NEC、富士通など国産勢の健闘が見られます。

・ブラウザー:Internet Explorerのシェアが広がる

無料配付やハードにバンドルされているInternet
Explorerが約2倍の上昇で3割を占めるようになりました。MacユーザーにおいてはNetscape
Navigatorが95%と圧倒的な強さを見せていますが、AT互換機、NECユーザーにおけるInternet
ExplorerとNetscape Navigator比率は半々となっています。

・利用状況

技術的学術的な目的から、趣味や楽しみの娯楽でインターネットを利用するユーザーが全体の2/3を占めインターネットが一般化していることがうかがえます。

・インターネットショッピング

96年がインターネット元年、97年はショッピング元年と云われ、ショッピングの経験者が前回に6割増しの30%と拡大しています。しかし商品を探すための手間が煩雑、画像が重くて見るのが大変、欲しい商品がない、決済が面倒、商品がきちんと届くか不安、またクレジット番号を入力するのが怖いなどと問題点を指摘する声も少なくありません。

■3つ星ランクつき「オンラインショッピングガイド」について

国内のショッピングサイトも約2000店という市場になってきました。CSJのサイトにはユーザーが便利で手軽に安心して商品が購入できるようにその店舗の検索、品揃え、価格、決済、フォローアップが購入前にチェックできるガイドがあります。また実際に商品を手にするまでの「怒りあり涙あり」という成功と挫折の体験談は、今後のオンラインオーダーの課題が集約された裏話です。

■「CSJインデックス」について

Yahho!が海外から入ってきた検索エンジンに対し、CSJインデックスでは日本人に適合した分類スタイルでヒット数が多すぎるデメリットをカバーしています。約20万件の情報をフィルターにかけ、ロボット検索ではできない評価基準をそなえた検索エンジンとしてよりよいシステムを提供しています。

■関連リンク

・サイバースペースジャパン(http://www.csj.co.jp/

・第5回CSJWWW利用者調査(http://www.egg.or.jp/csj/www5/

主催:ニッポン放送 F.I.R.E.事務局

後援:コンパック株式会社

協賛:コンパック・メディアサロン