第162回「秋葉原デジコンサロン」のご案内
「音づくり職人・南二郎の世界Ⅱ」

■スピーチタイトル

「音づくり職人・南二郎の世界Ⅱ 音響効果演出学に向けてのアナログ効果音のデジタルアーカイブ化と課題」

■スピーチ概要

ニッポン放送で40年以上にわたり、様々な効果音作りの仕事をされてきた南二郎氏が遺した音作りの小道具類。これらをどのように保存し、どのように技能や音作りの思想を後世に伝えていくかという課題への取り組みについて、主にデジタルアーカイブの視点からお話しさせていただきます。

ラジオドラマや映像作品の完成度を飛躍的に高める音響効果は、南二郎氏のような才気あふれる優れた音響効果技師の経験や勘と小道具による技能によって生み出されてきました。代表的な小道具の一つ「波ざる」から生み出される「波の音」は、音響効果技師の音作りの思想が織り込まれているからこそ、リアリティとオリジナリティを併せ持つことがわかります。

このたび、私たちは、南二郎氏が遺された「波ざる」や「流し雨」といった音作りの小道具類をお預かりすることを許されました。このことを契機に、研究と教育の分野の立場から何ができるのか、今後どのような活動をしていこうとしているのかのご紹介もかねて、音響効果技師の遺産の在り方と今後の活用を一緒に考えて頂く機会となれば幸いです。

■ゲストスピーカー

野村 正弘(のむら まさひろ)氏

新潟大学大学院自然科学研究科(博士課程)単位取得退学(理学修士)。1993年、群馬県に学芸員として採用され、県立自然史博物館の新規開設準備に携わる。同時に、博物館情報システムの開発の責任者を務める。「情報も展示物」という考え方のもとに、展示していない資料もデジタル化し公開するため、積極的にデジタル化・アーカイブ化を進める。また、3次元スキャナを導入して、世界初のポリゴンデータを用いた展示システム『3D図鑑ヒトとサルの進化』を常設展示に公開した。その後、教育事業も担当し、全ての博物館事業を経験して、駿河台大学文化情報学部へ転出。現在、駿河台大学メディア情報学部教授、専門は博物館学、地質学・古生物学。【webサイト】http://shira.minidns.net/nomura/

大久保博樹(おおくぼ ひろき)氏

デジタルハリウッド大学大学院 デジタルコンテンツ研究科 デジタルコンテンツマネジメント修士、駿河台大学メディア情報学部准教授。1962年東京都生まれ。 中学時代より8mm Filmによる自主制作映画に目覚め,1982年全国学生映像連盟主催の映画祭にてグランプリ受賞。翌年は原作ものの脚色がTBSに採用されて放映されるが,85年からIBM汎用機のシステム開発に携わる。その後,高等教育機関にてプログラミングの指導にあたり,専門学校教員(経営情報学科科長)、短大・大学並びに社会人教育の非常勤講師を経て2007年より現職。デジタルハリウッド大学大学院在籍時に、西尾安裕先生から南二郎氏にお会いする機会を頂いたことから、国内では資料や情報が断片化している音響効果の世界の体系化と技能と思想の継承を軸に、主に映像ストーリーの構造と音響効果の最適化の関係を研究している。

■日  時 2012年10月29日(月) 19:00から

■受付開始 18:30

■場  所 デジタルハリウッド大学秋葉原メインキャンパス

〒101-0021 東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル7階
JR・日比谷線「秋葉原駅」徒歩1分/ 銀座線 「末広町駅」徒歩5分


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■会  費 1次会 500円
(ソフトドリンクの実費、懇親会に参加される方は別途実費)
尚、会費は当日徴収させていただきます。 領収書は発行いたしません。

■懇親会  20:30くらいから1時間程度

■主  催:デジコンサロン
■協  力:デジタルハリウッド大学