第123回デジコンサロン
2008年7月30日(水) 第123回「渋谷デジコンサロン」
「iPhone 3Gとはなにか?」
■概要
iPhone
3Gの先進性は、これまで別々に発達してきたPCインターネットとケータイ・インターネットを融合し、本当の意味における「モバイル・インターネット」を実現したところにあります。
では、どうやって実現したのか?
その第一は、いうまでもなくその優れたプロダクトデザインです。マルチタッチスクリーン技術によって、操作ボタンを最小限にし、その分、大きな画面を実現。PCサイトを無理なく閲覧できるのはもちろん、直感的でわかりやすい操作性のため、分厚いマニュアルを読む必要もなくなりました。
その第二は、「シンク」および「Mobile
Me」にあります。この2つによって、iPhone
3GとPCは簡単かつスピーディに同期することができるようになっています。
そして、その第三は、アプリケーション配信プラットフォーム「App
Store」にあります。「App
Store」には、誰もがアプリをアップすることができ、優れたアプリであれば世界を相手にビジネスをすることができます。今後、「App
Store」からは革新的なアプリがどんどん輩出し、「モバイル・インターネット」は飛躍的な発展をとげていくことでしょう。
このようなiPhone
3Gは、閉鎖的な日本の携帯電話業界にとっては、「黒船」のような存在ということができます。
今回のデジコンサロンでは、iPhone3Gのアプリ開発本を執筆中の3人が、それぞれの立場から「iPhone3Gとはなにか?」を語りたいと考えています(高木利弘)。
ようやく日本での販売が始まったiPhone
3Gですが、この機会にもう一度iPhoneとは何なのかを考え直してみたいと思います。
その手がかりとして、最初の発表時から、今回のiPhone
3Gに至る、アップル社のリリースをまとめてみました。
1.アップル、iPhoneで携帯電話を再定義
2007年1月9日、MACWORLD SAN
FRANCISCO?アップルは、革新的な携帯電話、タッチコントロールの付いたワイドスクリーンiPod、そしてデスクトップパソコン並のメール、ウェブブラウズ、検索、マップ機能を持つ画期的なインターネット通信デバイスという3つの製品を、1つの小型軽量ハンドヘルドデバイスに一体化した「iPhone(アイフォン)」を発表しました。
iPhoneは、これまでのモバイルデバイスには見られなかったパワフルで洗練されたソフトウェアの時代の到来を告げ、携帯電話の可能性を完全に再定義します。
2.iPhone向けアプリケーションの開発に画期的な手法
2007年6月11日、サンフランシスコ、WWDC 2007、アップルは本日、Web
2.0インターネット標準に基づいて開発されたアプリケーションが、6月29日より出荷が開始される革新的なiPhone(アイフォン)で使用できるようになると発表しました。
これにより、デベロッパが開発したWeb
2.0アプリケーションは、iPhoneに組み込まれたアプリケーションと同様の見栄えや動作となり、通話、メール送信、Google
Mapsによる位置表示など、iPhoneの内蔵サービスをシームレスに利用できるようになります。
3.YouTube Live、6月29日からはiPhoneでも対応
2007年6月20日アップルは、6月29日に米国市場でiPhoneが出荷される際に、YouTubeのオリジナルのビデオコンテンツを楽しむことができる機能が
搭載されることを発表しました。
iPhoneに搭載されるアップルのデザインによる新しいアプリケーションは、Wi-FiまたはEDGEネットワークを使ってYouTubeのコンテンツをワイヤレスに
ストリーミングしiPhoneで再生します。
モバイル機器で、より高品質のビデオとより長いバッテリー寿命を実現するため、YouTubeは先進的なH.264フォーマットでビデオのエンコードを始めました。
iPhoneはH.264でエンコードされたビデオを使う最初のモバイル機器となります。
4.100万台のiPhoneを販売
2007年9月10日、クパティーノ
?アップルは、iPhoneの販売台数が昨日の時点で100万台となったことを発表しました。
6月29日の販売開始以来、わずか74日目のことです。
5.アップル、ソフトウェアアップデートで革新的なiPhoneをさらに強化
2008年1月15日アップルは、その革新的な「iPhone(アイフォン)」向けに、無料のソフトウェアアップデートを発表。このソフトウェアアップデートにより、ユーザは、さらに進化したMapsアプリケーションを使い
自分のいる場所を自動的に見つけたり、1つのテキストメッセージを複数の人に送信したり、自分の好きなウェブサイトをまとめてWebクリップ(Web
Clips)を作成したり、ホーム画面をカスタマイズしたり、また、新しいiTunes
Movie
Rentals(アイチューンズ・ムービーレンタル)サービスからレンタルしたムービーをiPhone上で視聴することができます。
既存のiPhoneユーザーは、お使いいただいているiPhoneをiTunes
ハに同期させることで、自動的にこのソフトウェアアップデートを入手することができます。
6.iPod touchのソフトウェアを大幅にアップグレード
2008年1月16日、アップルは、「iPod
touch(アイポッドタッチ)」のソフトウェアを大幅にアップグレードし、この最高のiPodモデルが、さらに、世界で最も素晴らしいWi-Fiモバイルデバイスになることを発表しました。
7.アップル、iPhoneとiPod touch に新モデルを追加
2008年2月5日アップルは、「iPhone(アイフォン)」と「iPod
touch(アイポッドタッチ)」の新しいモデルを発表。新モデルは、メモリ容量が倍増され、持ち歩ける音楽や写真、ビデオの数も2倍になります。
これにより革新的なiPhoneは、これまでの8GBモデル(399ドル)と新しい16GBモデル(499ドル)の2つのモデルのラインナップとなりました。
iPod
touchは、これまでの16GB(48,800円)と8GB(36,800円)のモデルに加え、32
GB(59,800円)のモデルもお選びいたけます。
8.アップル、iPhone 2.0 ソフトウェアのベータ版を発表
2008年3月6日、アップルは、今年6月にリリース予定のiPhone
2.0ソフトウェアのプレビューを公開するとともに、選定されたデベロッパおよび企業ユーザを対象にベータ版を即時提供することを発表。
iPhone 2.0ベータのリリースには、iPhone Software Development Kit
(SDK)に加え、プッシュメールやコンタクトリスト、カレンダーなどを提供するための
Microsoft Exchange ActiveSync
のサポート、さらにリモートワイプ、そしてプライベートコーポレートネットワークへの暗号化されたアクセスを可能にする
Cisco IPsec
VPNなど企業内のネットワークに安全にワイヤレスでアクセスできる機能が含まれています。
9.新しいiPhone 3Gを発表
2008年6月9日、アップルは、新しいiPhone (アイフォーン)
3Gを発表。
従来のiPhoneが持つすべての革新的な機能に加え、初代iPhoneと比べ通信速度を2倍*に高めた3Gネットワーク機能、位置情報を利用したモバイルサービスをさらに拡張する内蔵GPS、そしてMicrosoft
Exchange ActiveSyncのサポートを含み、最近リリースされたiPhone
SDKにより制作された何百ものサードパーティー製アプリケーションが動作するiPhone
2.0ソフトウェアなどを特長としています。
iPhone 3Gは今年中に世界70カ国以上で販売されることとなります。
その中で、オーストラリア,オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、香港、アイルランド、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、英国そして米国の22カ国では、7月11日から販売開始。
10.アップル、MobileMeインターネットサービスを発表
2008年6月10日、アップルは、iPhone、iPod touch、Mac、Windows
PCで稼働するネイティブアプリケーションに対し、インターネット上の「クラウド」(オンラインサーバ)からプッシュメール、アドレス情報、カレンダーを配信する新しいインターネットサービスであるMobileMe(モバイルミー)を発表しました。
11.ソフトバンクとアップル、iPhone 3Gを7月11日より日本で発売
2008年6月10日、ソフトバンクモバイル株式会社(ソフトバンクモバイル)とアップルは、大きな期待が集まっているiPhone(アイフォーン)3Gを7月11日より日本で発売することを発表。
今回のサロンでは、これらリリースを素材にiPhoneとは何なのか、ここから何が起きるのか、皆さんと想像を逞しくして、考えてみたいと思います(松木英一)。
■ゲストスピーカー
高木 利弘(たかぎ としひろ)氏(株式会社クリエイシオン代表取締役)
松木 英一(まつき えいいち)氏(有限会社パムリンク代表取締役)
藤本 裕之(ふじもと ひろゆき)氏(有限会社パムリンク)
■プロフィール
高木 利弘(たかぎ としひろ)氏
デジコンサロンの世話人の一人、Mac立ち上げ時の雑誌編集長として、パソコン雑誌の一つのスタイルを確立。
最近は携帯電話やモバイル端末の各種リサーチ等にも携わり、いくつもの白書や調査リポート等を書いている。
松木 英一(まつき えいいち)氏
デジコンサロンの世話人の一人、iTunes
Storeのレーベルとして、音声・音楽・ビデオコンテンツの世界配信を手がけ、オーディオブックのコンテンツも制作:供給している。
藤本 裕之(ふじもと ひろゆき)氏
ベテランのMac開発者だが、最近はRuby on
RailsやFlashのプログラミングに仕事の領域を広げている。iPhoneのプログラムについても様々なアイデアを持つ。
■日 時:2008年7月30日(水)19:00~
■場 所:学校法人専門学校日本デザイナー学院
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘4-16
電話03-3770-5581・5583 FAX 03-3770-5540
「渋谷駅」(JR、 東京メトロ銀座線・半蔵門線
、東急東横線・田園都市線、京王井の頭線)
住所・地図などは、
http://www.ndg.ac.jp/info/location.htmlに
に案内がございます。
■受付開始:18:30
■会 費:
一次会 1,000円(会場がアルコール飲料禁止のためソフトドリンクと軽食の実費、懇親会に参加される方は別途実費)
会費は当日徴収させていただきます。
領収書は発行いたしません。
懇親会 20:30くらいから1時間程度
会場未定 申し込み人数により決定
会 費 別途実費
■主 催:デジコンサロン
協 力:日本デザイナー学院
デジコンサロンとは…
マルチメディア、インターネットに代表されるデジタル・テクノロジーは
私たちの生活やビジネス基盤を大きく変えようとしています。
「デジコン・サロン」はデジタル・テクノロジーによって実現される私たちの未来が
より良い社会であることを願ってささやかにオープンいたしております。
ゲストのスピーチとQ&Aという定型的な勉強会ではなく、
タイムリーなテーマについて参加者全員で情報、知識、意見を交換しあいながら互いに
切磋琢磨できる肩の凝らないサロンを目指しています。
デジコン・サロン事務局(担当:遠藤)
< 代表世話人:高木利弘 西尾安裕
事務局長 遠藤秀昭