第22回デジコンサロン
Emblaze/イスラエルの最新マルチメディア技術
1998年3月23日 第22回「デジコン・サロン」
「Emblaze/イスラエルの最新マルチメディア技術」
イスラエルGEO社の開発したEmblaze(エンブレイズ)は、インターネット上でマルチメディアを実現する画期的な新技術です。EmblazeはJavaで開発されているため、Emblazeでホ-ムペ-ジ上に作成されたマルチメディア・コンテンツは、Plug-inなしで見ることができます。また、Emblazeは優れた圧縮技術とストリーミング技術を備えており、従来、帯域幅に比べてデータ転送量が大きいため実用化が難しいとされていた、ダイアルアップ接続ユーザー向けにマルチメディア・コンテンツを配信することも可能にしました。Emblazeは、静止画、動画、サウンドを個々に圧縮、最適化することもできます。
このようにインターネット、およびイントラネット上のマルチメディア開発において画期的なソリューションを提供するEmblazeを、デモンストレーションをまじえながらご紹介していただきました。
■講師
鈴木 敦久(すずき あつひさ)
株式会社トーメンエレクトロニクスSCO本部 部長
1961年生まれ 日本大学大学院理工学研究科終了 工学修士
通商産業省を経て株式会社トーメンエレクトロニクス入社
通産省では、日米半導体問題を担当
株式会社トーメンエレクトロニクスでは、海外ソフトウェア・ベンチャー企業の日本進出の支援を中心に活動。英IXI
Ltd.、米SCO
Inc.との合弁会社などを設立する。イスラエルGEO社と提携し、本年4月より日本でEmblazeを発売。
■Emblazeの特徴
これまでインタ-ネット上で動画や音声などのマルチメディア情報をリアルタイムで提供しようとすると、情報提供者側に専用のサ-バ-が必要であったり、閲覧者側にも専用のプラグインやヘルパ-アプリケ-ションが必要でした。Emblazeはこうした繁雑な専用サ-バ-やプラグインなしで動画、音声のスト-リンミング再生を可能にした技術です。
これにより、インターネットを始めたばかりの初心者で、プラグインの知識のないユーザーに対しても、マルチメディア情報を提供できます。加えて専用のソフトをクライアント側に要求しないため、Windows、Macintosh、UNIXといったあらゆるプラットホームに対応できます。
■Emblazeの仕組み
Emblazeでは、再生ツールとしてJAVAアプレットを採用しています。情報提供者はこのアプレットをサーバーに登録しておき、クライアント側はアプレットをサーバーからダウンロードして、実際のアニメーション、動画などの再生をスタートします。アプレット自身は50KB程度の大きさですので、ダウンロード時間もかかりません。JAVAに対応したブラウザ(Netscape3.0以上、IE3.0以上)があれば、プラットホームやメーカーに関係なく再生できるわけです。
JAVAアプレットを採用したことで専用のサーバーが不要になり、マルチメディアデーターの配信も低コストで可能になります。企業だけでなく、個人のホームページでの利用も可能です。
■Emblazeの製品構成
Creator
アニメ、ゲ-ム、ビデオ、オ-ディオなどあらゆるメディアに対応したオーサリングツールです。アニメ-ションは、ベクタ-ベースとなります。
Video
Quicktime,AVI,WAVEなどからWEB用のコンテンツを製作できます。低速回線でも非常にスム-ズな再生が可能で、圧縮率は最大200:1。長さの制限はありません。業界標準の画像フォ-マットに対応しています。
Audio
最大圧縮率は50:1に及び、低速回線でも16ビット高音質で再生が可能です。
HotSpot
マウスカ-ソル動かすとグラフィックが動いたり、音楽を再生するなどインタラクティブなコンテンツを製作することができます。
Web Charger
デジタルカメラなどで撮影したグラフィックデ-タの圧縮率をあげて。ダウンロ-ドに必要な時間を短縮します。圧縮率は、JPEGの最大4倍。生成されるデ-タは、JPEG形式となります。また画像の中で部分的に圧縮率を変える操作ができます。
■関連URL
・Emblaze日本語ホームページ
http://www.jp.emblaze.com
主催:ニッポン放送 F.I.R.E.事務局
協賛:株式会社アクシス