第21回デジコンサロン
2年目を迎えたOCNサービス


1998年2月25日 第21回「デジコン・サロン」

- 「2年目を迎えたOCNサービス」 -

1996年12月から始まったNTTのOCN(オープン・コンピュータ・ネットワーク)サービスも2年目を迎えました。最近では、個人やでも手軽に利用できることから、わたしたちのまわりでも導入している人たちが増えています。

今回のサロンでは、OCN事業に直接携わっていらっしゃるNTTの月間講師にOCNの現状や今後の展開についてお話していただきました。

■講師

月間 郁夫(つきま いくお)

日本電信電話(株)OCN事業部企画部門担当課長。

1958年生まれ、静岡県出身。

1981年群馬大学工学部卒業、同年日本電信電話公社(現NTT)入社。

1982年技術局画像通信部門にて画像通信システムの技術開発、実用化に従事。

1992年画像通信事業本部映像通信サービス部担当課長。

1994年マルチメディア推進室担当課長、

マルチメディア通信の共同利用実験推進を担当

1996年現職

■現状と今後のサービスの展開

OCNは、既存の電話や専用線のサービスが時代に合わなくなってきたため、インターネットへのアクセスを主に、低価格で使いやすいサービスとして誕生しました。

サービス内容としては、アナログモデム・ISDNでのダイアルアップ、低速系128KのOCNエコノミー(38000円/月額)、高速系1.5MのOCNスタンダード(35万円/月額)などがあります。またダイアルアップについては、従来のレギュラーに加えて4時間まで980円/月額(超過分は従量制)のライトも加わり、より気軽にインターネットをはじめていただけます。

98年1月末の時点では、OCNエコノミーが8925回線を販売(個人13%、企業84%、自治体等
3%)、ダイアルアップは約12万件を販売(個人 82% 法人 17% 自治体
1%)しています。OCNエコノミーの場合、個人ではダイアルアップからのグレードアップ、ホームページの展開、企業ではコンテンツ配信、情報提供サービス、イントラネット、自治体では、県民情報ネットワーク、学校ネットワーク等に利用されています。

もっとも普及しているダイアルアップの利用回線は、アナログ、ISDNがほぼ同数。ライト導入後はアナログ回線の比率がやや増加する傾向にあります。

■導入事例

次のようなOCNサービスの導入事例があります。

・リモートオフィス、ホームオフィス

・業務の分散・分割 (例:編集者・出版社間のネットワーク)

・製品のクレーム受付窓口の運営

・自治体等の地域情報化サービス

■OCNと一般のISP(インターネットサービスプロバイダ)との相違

地域内でサービスを展開するプロバイダとは異なり、全国規模でサービスを提供しています。

・ダイアルアクセスは、全国97%をカバー

・他のISPがインフラとしてOCNを利用することが可能

・企業間通信の場合は、OCN内のやり取りに終始する通信が多い

■今後の取り組み

OCN網を拡大し、98年度内にダイヤルアクセスは概ね全国どこからでも市内通話料金で利用できるようになります。またビジネス向けのサービスとして、公開鍵と秘密鍵によるネットキーサービスや簡単にOCNのサービスが受けられるパッケージ型のサービスを提供します。

その他、既存のメタリックの回線とOCNをつないでのXSDL伝送実験や電子メールとファクシミリの相互通信することが可能なOCNを利用した新Fネットサービスも検討しています。

一般ユーザー向けの新しいサービスとして、趣味や趣向性によりユーザーに特化した情報を提供する。ディレクトリサービス『マイディレクトリサービス』をグループ会社で開始しています。

■関連URL

・OCNホームページ
http://www.ocn.ne.jp

・『マイディレクトリサービス』
http://myd.nttnavi.co.jp

主催:ニッポン放送 F.I.R.E.事務局

協賛:株式会社アクシス