第2回デジコンサロン
アジアのインターネット事情


1996年7月3日 第2回「デジコン・サロン」

- アジアのインターネット事情 -

 7月3日にコンパック・メディアサロンで開催されたデジコン・サロン第2回「アジアのインターネット事情」のもようをお知らせします。当日は20名以上の方々の参加をいただき、アジアのインターネットからビジネス面まで広範囲の話題となりました。

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講師:井上博樹 (富士総合研究所システムコンサルタンツグループ)

○アジア各国の取り組みについて

 アジアの国々は、人種、政治が入り交じり各国に事情は複雑に入り組んでいますが、インターネットに対する取り組みは政府を中心として非常に積極的に行われています。

 中国はインターネットにアクセスするユーザーの警察への届け出制度を導入して管理する方向ですが、爆発的に増加する情報量に対してどれだけ有効かは疑問視する声もあります。マレーシアでは、インターネットをユニバーサル・サービスとして捉え、97年末までに人口の10%がアクセスできる環境を整えようとしています。またインターネットの主要なイベントである「INET97」を主催の予定です。

 アジアにおけるインターネットで一番参考になるのは、シンガポールにおける動向です。政府が主導する「IT2000」のもと、図書館、学校といった公共施設を中心に接続を進めています。また民間企業の取り組みもさかんです。

○アジアにおけるインターネットの問題点

アジア地域内のバックボーンを強化して、米国を経由せずにアジアの相互の接続を充実させる必要があります。また中国、シンガポールに見られるように、情報に対する規制と法律の問題があります。

 さらに今後アジア言語圏の相互の言語を扱う方法の検討が必要です。複数言語を同時に処理するブラウザが求められます。

○日本に期待されること

 アジア各国から日本には、インターネットの分野においても国際的リーダーシップを発揮することが期待されています。また技術、教育、ビジネス、資金面での支援を求める声もあります。日本についての情報の発信もますます重要になります。

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主催:JO66六本木ラジオ放送局

後援:森ビルアーク都市塾、ニッポン放送

協賛:コンパック株式会社