第189回「御茶ノ水デジコンサロン」のご案内
ナレッジ・コミュニティの実現を目指して

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■スピーチタイトル
ナレッジ・コミュニティの実現を目指して」

■スピーチ概要

かれこれ30年ほど前、私は「電子的な百科事典」という意味を込めた『CaptainPedia(キャプテン・ペディア)』という雑誌を創刊しました。「キャプテンシステム(CAPTAIN System、Character And Pattern Telephone Access Information Network Systemの略)」というのは、1984年に、NTTの前身である日本電信電話公社を中心に、日本の主要企業すべてが参加してスタートした国家プロジェクトで、NTTにある大型コンピュータと各家庭にあるテレビを電話回線でつなぎ、あらゆる情報を電子的に送受信するサービスでした。それは、チケットの予約もできれば、オンライン・ショッピングもできる、オンライン・バンキングもできる、ゲームも読書もできる、会員制サービスもできる、といった夢のような電子メディアで、当時「ニューメディア」という言葉で大いにもてはやされたものでした。結局、キャプテンシステムは、大型コンピュータと各家庭のテレビを電話回線でつなぐという、そのアーキテクチャーの古さ故に普及せず、その夢は10年後、1994年に商用化がスタートしたインターネットに引き継がれることになりました。

一方、私は、『CaptainPedia』は売れませんでしたが、それが縁となって日本で最初のMacintosh専門誌『MACワールド日本版』を創刊するチャンスに恵まれました。とはいえ、今度は雑誌は売れたけれども会社が経営不振で傾くという災難に見舞われ、別の出版社に移って、改めて『MACLIFE』を創刊し、三度目の正直で大成功するという波乱万丈を経験しました。

『MACLIFE』は、インターネット商用化元年となる1994年、日本のパソコン誌の中で一番最初にインターネットを特集しました。そして、その中で「インターネットという電子メディアが、やがて既存のメディアに代わる時代がやってくる」と予言し、「出版社もインターネットに対応できなければ未来がない」と自らあれこれ試みたのですが、出版社の中で改革を進めることに限界を感じ、1996年に独立しました。

そして、2000年、「Kacis(Knowledge Circulation System/知識の循環システム)」という製品を開発。インターネット環境の中で、『現代用語の基礎知識』のような膨大なドキュメントを、サクサク書くことができ、すぐに出版でき、再利用できる、知的生産性を飛躍的に向上するサービスの提供を目指しました。製品は「SOFTICソフトゥエア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、非常に高く評価されました。しかし、当時、新興ベンチャーの製品をすぐに導入してくれる企業は少なく、あえなく敗退。

それから15年、今度は「Quelon」というベンチャーに参画し、人工知能を使って炎上を抑止するコメントシステムをニュースサイトに提供し、ニュースサイトと読者を直接結びつけるビジネスモデルに挑戦しました。サービスは、NTTドコモ、朝日新聞、小学館、東洋経済新報社、アイティメディア、マイナビ、ぴあ、オリコン、AppBank、弁護士ドットコムなどに相次いで採用されましたが、故あってこれも失敗。

そして今、齢六十にして私は再び「還暦ベンチャー」に挑戦することにしました。テーマは「ナレッジ・コミュニティの実現」。なぜ、ナレッジ・コミュニティの実現なのか? どうやってナレッジ・コミュニティを実現するのか? 新たに挑戦するビジョンについて、私のこれまでの経験と、最新のトレンド分析を踏まえて、お話させていただきます。

■ゲストスピーカー

高木 利弘(たかぎ としひろ)氏

株式会社クリエイシオン代表取締役。クーロン株式会社取締役。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。1985年、キャプテンシステム情報誌『CaptainPeda』を創刊。1986年、日本初のMacintosh専門誌『MACワールド日本版』を創刊。1987年に『MACLIFE』を創刊。以後、『Oracle Life』『MEDIA FRONT』などPC/IT系雑誌を相次いで創刊。パーソナルコンピュータ、DTP、マルチメディア、インターネットなど情報技術の最先端トレンドをいち早く紹介し続ける。パブリッシャーとしての経験を生かし、インターネット、マルチメディア関連のコンサルティング、プロデュース、セミナー、執筆活動を行う。企画プロデュースしたナレッジ・プロセッサKacis Publisher/Kacis Writerは、「SOFTICソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー2001」を受賞する。主な著書は、電子書籍、電子コミック、ケータイコンテンツ、CGM/SNS、動画配信、iPhone、iPad、Android、電子黒板・学校ICT化等の調査報告書、『Kacisでサクサク文書作成』『Mac OS X Serverパーフェクトガイド』『Macintoshなんでも聞いて』『The History of Jobs & Apple』『ジョブズ伝説』『スマートTVと動画ビジネス』など。

■日  時 2016年4月26日(火) 19:00から

■受付開始 18:30

■会  場 デジタルハリウッド大学大学院駿河台キャンパス 3F E05-06教室
東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア デジタルハリウッド
ご注意)御茶ノ水ソラシティ正面右側の入口から入ります。


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JR「御茶ノ水駅」(聖橋口)より徒歩1分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」直結、
丸ノ内線「御茶ノ水駅」より徒歩4分
住所・地図などは、 http://www.dhw.co.jp/company/access/ に案内がございます。

■定 員 40名(定員になり次第、締め切らせていただきます)

■参加費 500円 (ソフトドリンク付き、懇親会に参加される方は別途実費)
参加費は当日徴収させていただきます。領収書は発行いたしません。

■懇親会 20:30くらいから1時間程度

■参加ご希望の方は、 dgcsalon-reg@beingdigital.com まで、下記のように、
お名前・ご所属・メールアドレスを記載の上、お申し込みください。
併せて、懇親会への参加予定についてもお知らせください。

第189回 デジコンサロン参加希望

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  • デジコンサロンでは今後、Facebookでの告知や情報交換も行ってゆきます。登録をご希望される方は、Facebookアカウントもお知らせください。
  • 参加ご希望のお申し込みいただいた時点で、当日参加OKです。
  • 参加定員に達したことにより、お申し込みをお断りさせていただく場合がございます。その場合にはその旨、返信メールにてお知らせさせていただきます。
  • 当日の「デジコンサロン」は、USTREAMで中継いたします。また、後日ご覧いただけるようアーカイブいたします。
  • ご不明な点は、dgcsalon-reg@beingdigital.com もしくは、
    Facebook 高木利弘(Toshihiro Takagi)までお問い合せください。

■主  催:デジコンサロン
■協  力:デジタルハリウッド大学大学院

2013年11月以降のデジコンサロンの録画を以下でご覧いただけます。
http://www.ustream.tv/user/digiconsalon-news

<デジコンサロン世話会>  代表幹事 高木 利弘